私は「文章術」みたいな本はあまり買わないのですが、最近1冊、超濃ゆい本を発見しました。
それが
三行で撃つ
です。
文章の書き方の本なのに「撃つ」て。
本屋で立ち読みしてたのですが、本の帯の
書くとは、考えること。
書きたく、なる。わたしに<なる>ために。
というところが超かっこよくて、買ってしまいました笑。
そしてそもそもこの本の文章自体がハイレベルです。
卓越しすぎてとんでもないオーラが出ています。
もはや神々しさすら感じます笑
それでこの本には、やはり読書は大事だと書かれていました。
それはそうです。
インプットしないとアウトプットはできないので。
ただし示されている水準が、
1日に
①日本文学を15分
②海外文学を15分
③社会科学あるいは自然科学を15分
④詩集を15分
に加えて、自分の好きなものを1時間。
合計2時間読め、と書かれていました。
無理です。
そもそも最近は、自分の好きなものですら1時間も読みません。
でももしかしたら、頑張れば①②③はいけるんじゃないかとも思いました。
修行だと思えば読めるような気がしてきます。
自分の好きなものを修行だと思って読むのは意味がわかりませんが、
逆に
①日本文学
②海外文学
③社会科学あるいは自然科学
この3つなら修行感覚で読めるのではないか?
と思いました。
私、修行好きだし笑
しかも今までの人生で全く読んだ事のないジャンルなので、
なんかこういうもののインプットで新たな境地が開けるかもしれません。
脳力がバーン!とパワーアップするかもしれません。
ちょっと頑張ってみようか。
という気になりました。
それにひとつ15分ずつですが、これも厳密に守る必要は無いと思いました。
少しずつ少しずつ読んでいけばいい、と。
で「三行で撃つ」で紹介されていた本のリストです。
今までの人生で一冊も読んだ事ない本のオンパレード。
一覧を眺めるだけで読む気が失せてきます。
でもちょっと待て。
新たな境地を開くのではなかったか?
脳力をパワーアップさせるのではなかったか?
という感じで自分を鼓舞して、とりあえず読んでみようという感じになりました。
最近はKindleの読み放題で、違う出版社の本ですけど無料で読めるものが多いです。
とりあえずプラトンの饗宴を読んでみようと思い、読んでみました。
途中でやめました。
いやなんか、大人の男達が少年との愛ついて語っていたので笑
プラトンには著書が数冊あったと思うんですけど、なんでこの必読書150にはあえて饗宴を選んだんでしょうかね?
なんか饗宴は読む気がなくなったので、アリストテレスの詩学を読んでみました。
途中でやめました。
書き方が難しいです。
もうちょっと簡単に噛み砕いてほしい。
そういえばアリストテレスには著書が一冊も無くて、世の中にある本は「講義録を編集したもの」らしいですね。
読者が読む事を前提にしていないのかもしれません。
例えばアリストテレスの息子にニコマコスっていう人がいたのですが、
このニコマコスがまとめたのが「ニコマコス倫理学」です。
倫理学。
2000年以上前の古代ギリシャの人が、倫理をどう語っているのかは興味深いですね。
その後私はニコマコス倫理学を読み始めて、もちろん途中でやめたんですけど笑
いつか挑戦したいです。
その後、
哲学じゃなくて文学ならいけるんじゃね?
と思って、ホメロスのオデュッセイアを読み始めて途中でやめて、
哲学でも薄い本ならいけるんじゃね?
と思って、プラトンのメノンを読み始めて途中でやめました。
途中でやめる率100%笑
さらにその後、
やっぱ古典を読み切るのは無理かな〜と思っていたのですが、
「三行で撃つ」の著書の
「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13
という本をAmazonで発見して、とりあえずこの本から読んでみようという事になりました。
とりあえず古典を読む前に、私に人生の意味を全部教えてくれ。
すると、こんな文章に遭遇しました。
ただ、本物、大人物、懐の深い人、他人を自分の磁場に引き込むような力のある人は、みな、本を読んでいた。あるいは、かつて大量に読んでいた。それも、ベストセラーなんかじゃない。「そんなの、読んでるんですか?」と驚く、古くさい本、つまり古典を読んでいた。ほぼ間違いのない確率だ。
「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13 まえがきより抜粋
あー、そんな事言われたら古典読むしかないわ。
と言うわけで、古典を読んでいく事にします😆
まあ古典というか、近代のやつもOKという感じで。
読みやすそうな本から読んでいく事にしましょうかね🤨